さあ!わが故郷、大阪!にございます。現地アンコールはTOWER RECORDS NU 茶屋町店さんにて行わせてもらいました。USTREAMを通して大阪の熱気が伝わりましたでしょうか。来てくれた皆さん、ありがとう!
そして大阪の皆さんの協力してくれる気持ちの大きいこと、大きいこと。LOVEドネーション・ピンバッヂの持って行った分、あと何人かのところでまさかの売り切れに。ほんまに皆さんご協力ありがとう。寄付だけでもするで!と言うてくれはった方もいらっしゃったくらい。また改めてちゃんと持っていくので、是非そのときはまたヨロシクお願いします。LOFT前からちょっと移動しちゃった道路沿いで、この笑顔!
そして次の日やってきたのはこの駅。
ホームに動物が!!そう、天王寺動物園がある駅「動物園前」(新世界)です!
ここは大阪人でも実はあまり昇ったことないという通天閣のある駅でもあります。ザ・ディープサイドです。
高架の下のトンネルを通ってゆくと、途中にやたらとカワイイ動物園のポスターがありました。
「しろいやん!」「ぴんくやん!」「しましまやん!」「はなながいやん!」「つのはえてるやん!」「ねむそうやん!」。。。と続くわけですが、すいません、言っていいですか。
全部見たまんまやん!!!!!
さて、その高架を抜けますと「ジャンジャン横町」に突入します。「南陽通商店街」という正式名はありますが、誰もそんな風に呼びません。誰がなんと言おうと、ジャンジャン横町です。
タイガーマスクみたいなお面のが並ぶタバコ屋(もはやタバコ屋ちゃうやん、笑)、串カツ屋さん、やたら客入りのいい雀荘、囲碁将棋場、昭和のゲームセンター、恋のお守りアーケード、この通りははっきり言って、全店舗がおもしろすぎるのでここでピックアップしきれません。一度是非足を運んでください。
。。。を抜けると、、、どどん!!通天閣だあ!!
わたくしも生まれてこのかたわざわざ通天閣にのぼりに行くという機会がなかったのですが、これを昇らずして語れるか!ということで、初・通天閣へ!
ほい来ました。わくわく。
なんと通天閣の展望台から外に出て町を見下ろしながら歩けるということで!めっちゃ晴れてたから天王寺動物園も梅田方面のビルもよく見えました。案内してくれたのは、女優の卵のあゆちゃん。ありがとうね、将来を楽しみにしております!
さて、この界隈は駅の表示にもある通り、新世界と呼ばれているわけですが、どういう町だったんだろう?
実はですね!明治の頃に、博覧会の跡地となっていたこの界隈は一大歓楽地に生まれ変わっていたのです。大人の社交場、子供達の遊戯場、そんな都市型遊園地空間だったんだそうです。北半分はパリを、南半分はニューヨークのコニーアイランドをモデルに作られていたということで、歩いてみると周りは放射状の道路になっていたり、デザインされた道になってるんです。
さらに、当時流行だった展望台を作ろうということで1912年の7月にできたのが「通天閣」だったんですね!!!これがまさに当時の人たちにとっては「新世界」の開幕となり、周辺はまるで世界各国の雰囲気が味わえるミニチュアのようになっていたんですって!なるほどね!そういうことだったのか!と納得。
ハットをかぶった紳士や淑女が行き交い、子供達が風船を持って歩いてるすがたが模型になってました。夢がいっぱいだっただろうね。楽しそうだなあ。
そしてもいっこ、ずっとナゾだった事。ビリケンさんって存在は知ってるけど、、何?っていうか誰?
この辺りにはあっちこっちにいるビリケンさん。実は、子供の姿をした幸運の神様。元はアメリカ人のイラストレータの女性が夢でみた神様の姿だったんだって。キャラクターとして当時流行したものがなぜかここ大阪では廃れることなくずっと愛され続けているんですって。足を掻いてあげるとご利益があるって話は有名ですね。けっこうすり減ってるのもあり、皆の願い事を足の裏で受け止め続けてきたビリケンさんです。ナゾが解けてすっきり。
さて。こちら通天閣をのぼる時からチェックしていた純喫茶。
そう、喫茶店はこうでなくっちゃな入り口の食品サンプルとドレープカーテン。
しかも名前がDOREMIとくれば歌わずにはいられません。(3rd アルバム内「Let Your Love Sing!」参照。)
もちろんmy純喫茶オブザイヤーにノミネートです。
ところで、全国の皆さんから届いていたこの質問。
「ほんとに大阪にはヒョウ柄(というよりもヒョウの顔)を着てるおばちゃんが歩いているのか?」
一日中目をこらしていましたが、残念ながらこの日は出逢えませんでした。しかし!!!!
あきらめかけたときに動物園前の駅で、隣を極彩色の方が通り過ぎました。おもわず振り返って追いかけました。
木村さんです。
頭の先からつま先までパーフェクトなファッションです。
突然声をかけたのに気さくに話してくれて、思わず聞いてみました。
「何してはる方なんですか?」
「何もしてへんけど?」
ヒョウよりレアな木村さんでした。
さあ、意味がまったくわからない、かたっぽだけこんなものが落ちている動物園前を後にしまして。。。
もうひとつ、私も知らなかった「ちょぼ焼き」なるものとはなんぞや!というナゾを解決すべく、梅田は阪神デパート地下へ。
ありましたよ!
たこ焼きの原型とも言われています。四角くて美味しい粉もんです。もともとは子供の駄菓子だったんだね。こんにゃく、ねぎ、しょうが、天かす入りでございます。
一日37万人が利用するようになったというJR大阪駅。
経済の発展にきっと大阪の力が大きく貢献するだろうということを思いました。
とある串カツ屋さんの看板で見た言葉。
「明るく暮らす 美味しく食べる 楽しく生きる」
こんな基本的な幸せが何より嬉しいことなのかもしれません。
元気な街、大阪。商売の街、大阪。ここが私のふるさとです。
「おかえり」という言葉を教えてくれてありがとう。
この街に暮らしている皆さん、どんなときも大阪から笑い声が絶えることはきっとないですよね。
その笑顔を共に届けていきましょうね。どうぞ元気でいてください。